余呉と同じような過疎の町でありながら、いきいきと元気なまちづくりを進めている地域の実情を学ぶため、現地視察研修を行いました。
片道3時間、国道303号から若狭へ国道162号を京都府南丹市美山へ向かった。
美山町知井地区は余呉と同じく山間部に位置する場所です。
平成5年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、約50戸の集落の内18棟に茅葺の民家が残っています。
そして、ここを「かやぶきの里」として観光資源となっています。
かやぶきの里の国道沿いに清流があり、水の流れる清らかな音や、
目に映る景色は自然以外のものがないほど、美しい光景でした。
かやぶきの里は集落全体で庭先まで美しく手入れされていました。
昼食を食べた「まるや」さんのおかみさんは気さくな方で、
いろいろな質問をさせていただいたのですが、丁寧に答えて下さいました。
美山民族資料館では受付されている方が、お年寄りの方でした。
床に腰掛けて普段の服装で、温かいお茶を入れて下さり、かやぶきの縁で頂きました。
そしてかやぶきの家についてお話を頂きました。
飾らず、ありのままの姿が、ほっこりとさせられる心地よい時間です。
町全体で力を入れ、元気に町づくりされておられます。
同じような過疎に暮らす余呉でも、
模索しながら、皆で協議していくことが必要です。
帰路のバスの中で、とにかく、「やろう」という仲間を集って、
互いに励ましながら、今目の前の成すべきことを「やろう」じゃないかと力強く語ったのでありました。